除籍謄本は、本籍地のある役所でのみ取得できます。

本籍地のある役所とは、
「取りたい除籍謄本の本籍のある地域の役所」という意味です。

ただ、役所と言っても、
市役所、区役所、町役場、村役場のように、
名称がそれぞれ異なっています。

しかし、役所の名称がいずれの場合であっても、
取りたい除籍謄本の本籍地の役所であれば、
同じように取得することができます。

逆に言えば、
取りたい除籍謄本の本籍地の役所でなければ、
取得することができないということです。

たとえば、取りたい除籍謄本の本籍地が、
東京都新宿区・・町・・番なら、
東京都新宿区役所でのみ取得できるということです。

そのため、除籍謄本を取得するには、その前提として、
取りたい除籍謄本の本籍地を知っておく必要があるのです。

もし、取りたい除籍謄本の本籍地がわからなければ、
除籍謄本を取れる役所がどこかわからないということになるため、
除籍謄本を取得することができません。

もし、本籍地がよくわからないという方は、
本籍地の調べ方 のページで具体的な調べ方がわかります。

では、除籍謄本を取得できる役所がわかれば、
次に、役所内のどこの窓口で取得できるのか?についてです。

除籍謄本が取得できる役所の窓口の名称は、
市民課、住民課、戸籍課、戸籍住民課など役所によって様々です。

役所ごとに担当課の名称が違っているのが現状のため、
除籍謄本を取れる係りはどこなのかを、役所の受付窓口で聞くか、
または、役所の代表電話宛てに問い合わせすると教えてもらえます。

聞く時には、課の名称がわからないため、
「除籍謄本を取れる係りはどこなのか?」と聞くと良いでしょう。

ただ、役所に直接行って、市民課、住民課、戸籍課、
戸籍住民課などの名称の窓口を探せば、
通常、何を扱っている課なのかということを書いています。

除籍謄本などの戸籍を扱っていれば、
戸籍の係りや、戸籍証明の係り、
戸籍取得の係りなどと書いていますのでわかります。

また、市役所や区役所、町村役場が、
遠くてなかなか行けないという人や、
平日に役所へ取りに行けないという人もいます。

そのような時には、役所の出先機関を利用するのが、
除籍謄本を取得するためのもう1つの方法です。

具体的には、役所によって、出張所や市民センター、
窓口センターなどの名称で、
地域ごとに出先機関を設置している役所も多くあります。

そして、役所の出先機関では、
土日でも開いている所があるため、
平日、役所に除籍謄本を取りに行けない人にとっては便利です。

ただ、役所の出先機関で、
除籍謄本を取得できることがほとんどですが、
役所によって決まり事があるため、事前確認は必要です。

また、除籍謄本を郵送で取得する場合には、
少し注意が必要になります。

なぜなら、役所によっては、
郵送請求専用のセンターを、
別個に設置している役所があるからです。

たとえば、横浜市であれば、「横浜市郵送請求事務センター」、
大阪市であれば、「郵送事務処理センター」、
名古屋市であれば、「証明書交付センター」、
福岡市であれば、「福岡市住民票等郵送請求センター」です。

このように、何々区のある市役所から、
郵送で除籍謄本などを取り寄せる場合には、通常、
上記のような郵送専用のセンター宛てに送る必要があります。

ちなみに、取りたい除籍謄本の本籍地については、
何市何町何番のように、
地番まで正確に知っておく必要があります。

もし、何市何町までわかっていたとしても、
地番がわからない状態なら、
除籍謄本を取得することができません。

さらに、取りたい除籍謄本の本籍地だけでなく、
筆頭者が誰なのかということも、
合わせて正確に知っておく必要があります。

なぜなら、除籍謄本を役所に請求する際には、
除籍謄本等の交付申請書に、
取りたい除籍謄本の本籍地と筆頭者を正確に記入しなければならないからです。

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