除籍謄本の委任状の書き方については、
決められた様式はありませんので、
次の5つの内容の記載があれば良いです。
1. 委任状というタイトル
2. 委任者の住所、氏名、認め印、生年月日
3. 代理人の住所、氏名、生年月日
4. 「除籍謄本の請求・取得・受領の権限を、代理人に委任する」という文言
5. 委任状を作成した年月日
上記5つの内容が適切に書かれた委任状であれば、
白紙の用紙にすべて手書きで書かれた委任状でも、
コンピューターで作成された委任状でも、どちらでもOKです。
それでは、上記1~5の内容について、
1つ1つ具体的にご説明致します。
まず、委任者の住所、氏名、生年月日については、
ボールペンなど文字の消えないペンを使用して、
委任者本人の直筆で記入する必要があります。
鉛筆は、消しゴムで消して簡単に修正できるため、
使用してはいけないことになっています。
また、委任者本人の住所や氏名は、
必ず本人が自書する必要があるため、
コンピューターで住所と氏名を印字するのは良くないです。
ただ、委任者の押印については、
印鑑の指定は特にありませんので、
認め印でも良いですし、実印でもかまいません。
なお、委任者の生年月日についての記載も、
必ず記載の必要な内容となっています。
もし、委任者の生年月日の記載が無ければ、
除籍謄本などの戸籍を取得するための委任状としては、
不備となってしまうため注意が必要です。
次に、代理人の住所と氏名については、
代理人の身分証の住所・氏名と一致している必要があります。
除籍謄本などを役所から取得する時には、
代理人の身分証を役所に提示 または コピーを提出することになるため、
その身分証の住所・氏名と一致している必要があるからです。
もし、代理人の住所・氏名のどちらかが、
代理人の身分証の住所・氏名と一致していなければ、
その委任状では除籍謄本などを役所から取得することができなくなります。
なお、代理人の住所と氏名、生年月日については、
代理人の直筆で記入する必要はなく、
コンピューターで印字されたものでもかまいません。
また、代理人の印についても、
認め印や実印が押されていても良いのですが、
通常、代理人の押印は無くても問題ありません。
次に、「除籍謄本の請求・取得・受領の権限を、代理人に委任する」
という文言については、
代理人に委任する内容を記載すれば良いということです。
たとえば、自分の父親の除籍謄本等の取得を委任する場合は、
「私は、下記の者を代理人と定め、
父 ○○○○の除籍謄本の請求・取得・受領の権限を委任します。」
と記載して、代理人の住所・氏名・生年月日を記載します。
最後に、委任状を作成した年月日についてですが、
用紙の右上に記載する方法と、
委任者の住所・氏名の上に記載する方法があります。
どちらに記載しても良いのですが、
代理人に委任した日を明確にする目的があります。
そのため、役所に除籍謄本などを請求する時に、
1年も2年も前の日付の委任状では、
再度、委任状を取り直しということになる可能性が高いです。
委任状1枚でも上記のように細かい決まりごとがあり、
1カ所でも不備があると、
委任状の作り直しということになります。
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